◎ムボウ氏と副党首、そして党の幹部6人が様々な場所で逮捕された。
タンザニア、ダルエスサラーム郊外、周囲を警戒する陸軍兵士(Getty Images)

アフリカ東部・タンザニアの警察当局が野党CHADEMAの党首であるムボウ(Freeman Mbowe)議員と同党の幹部7人を逮捕した。同党が23日、明らかにした。

それによると、ムボウ氏と副党首、そして党の幹部6人が様々な場所で逮捕されたという。

国営テレビは当局者の話しとして、「CHADEMAが警察の許可を得ずに抗議デモを行おうとしたため、幹部らを一斉摘発した」と伝えている。

当局は先月、CHADEMAの抗議デモを摘発し、数百人を逮捕した。

同党の職員である活動家のキバオ(Ali Kibao)氏は今月初めに拉致され、その後、遺体となって発見された。キバオ氏の顔には痣と酸をかけられた跡があった。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは当時の声明で、野党政治家の恣意的な逮捕・拘束をやめるよう政府に求めていた。

ムボウ氏は先月にも逮捕され、その後釈放されている。

ハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領は2021年に故マグフリ(John Magufuli)前大統領の後を継ぎ就任した。

マグフリ氏は2015年に政治集会を禁じたが、ハッサン氏は和解戦略の一環として、昨年禁止令を解除した。

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