南アの元世界王者テテ氏、自宅前で撃たれ死亡、2人組が逃走中、ボクシング界に衝撃
2人組は現場から逃走、警察が行方を追っている。
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南アフリカの元ボクシング世界王者ゾラニ・テテ(Zolani Tete、38歳)さんが21日、東ケープ州の自宅前で銃撃され、死亡した。地元警察が22日、明らかにした。テテさんは自宅に到着した際、覆面姿の武装した2人組に襲われたという。2人組は現場から逃走、警察が行方を追っている。
事件当時、テテさんと一緒にいた27歳の女性も銃撃を受け、病院に搬送された。容体は明らかになっていない。大統領府の報道官はX(旧ツイッター)への投稿で、市民に対し、事件の背景や犯人について憶測を避け、捜査の進展を待つよう求めた。
テテさんは南アフリカを代表するボクサーの一人だった。2014年にIBF世界スーパーフライ級王座を獲得。その後、WBO世界バンタム級王座も手にし、世界の舞台で活躍した。
特に世界的な知名度を高めたのが2017年11月の試合だ。北アイルランド・ベルファストで同じ南アフリカ出身の選手と対戦し、開始からわずか11秒でKO勝ちを収めた。この記録は世界タイトル戦における最速KOとして知られ、テテさんの名前をボクシング界に強く印象づけた。
今回の事件はテテさんの出身地である東ケープ州の地域社会にも大きな衝撃を与えている。同地域は南アフリカ有数のボクサーを輩出してきた土地として知られ、地元の英雄だったテテさんの死はスポーツ界だけでなく地域全体に深い悲しみをもたらしている。
一方、南アフリカでは殺人事件が深刻な社会問題となっている。近年は件数に減少傾向もみられるものの、同国はなお世界でも殺人発生率の高い国の一つとなっている。
