◎イスラム過激派組織アルシャバーブは今のところ犯行声明を出していない。
2022年1月16日/ソマリア、首都モガディシオの通り(Farah Abdi Warsameh/AP通信)

ソマリア当局は4日、首都モガディシオで道路に仕掛けられた爆弾が爆発し、アフリカ連合(AU)平和維持軍の車列が被害を受けたと発表した。

地元メディアによると、民間人3人が爆発に巻き込まれ死亡したという。

アフリカ連合ソマリア移行ミッション(ATMIS)の報道官は声明で、「部隊は市内をパトロール中、即席爆発装置(IED)とみられる爆弾攻撃に遭遇した」と述べている。兵士たちにケガはなかった。

AFP通信は治安当局者の話として、「爆弾は道路脇に設置され、車列が通過するタイミングを見計らって爆発した」と報じている。

地元メディアによると、イスラム過激派組織アルシャバーブは今のところ犯行声明を出していないという。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。

イスラム国(ISIS)を支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信もこの攻撃に関するコメントは出していない。

ソマリアのモハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領は昨年、アルシャバーブとの「全面戦争」を宣言し、米国やアフリカ連合(AU)の同盟国と連携して対テロ作戦を進めている。

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