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ソマリア軍、南部バイドアで反政府勢力を撃退、30人殺害

国軍は17日未明、爆発物を積んだ車両による自爆攻撃を受けた。国軍はこれに応戦し、武装勢力を市外に追い出し、約30人を殺害した。
2026年8月17日/ソマリア、南部バイドアの通り(ロイター通信)

ソマリア軍は17日、南西部の主要都市バイドアで、反政府勢力との激しい戦闘の末、武装勢力を撃退した。ロイター通信によると、戦闘は数時間にわたって続き、多数の死者が出た。バイドアはソマリア最大級の都市の一つで、紛争や飢餓を逃れてきた数十万人の避難民が暮らしている。

国防省によると、国軍は17日未明、爆発物を積んだ車両による自爆攻撃を受けた。国軍はこれに応戦し、武装勢力を市外に追い出し、約30人を殺害した。地元住民は複数の遺体を目撃したと証言している。ロイターの取材に応じた男性は「民間人4人と双方の兵士6人を含む計10人が死亡したのを見た」と語った。ロイターが報じた映像には、装甲車の上から発砲する軍兵士や、負傷した民間人を運ぶ人々が映っていた。

今回の衝突は、3月に軍がバイドアを掌握して以来、最も激しいものとなった。バイドアをめぐっては、南西州の首長の陣営と中央政府の対立が続いている。首長側は3月、中央政府との関係を断つと表明し、その後辞任した。首長陣営は17日朝、フェイスブックへの投稿で、市中心部を制圧したと主張していたが、その後の軍による反撃で押し戻された。

背景には、中央政府と地方政府の権限をめぐる根深い対立がある。地方当局は中央政府が州の選挙に介入することや、行政権を大統領府に集中させる憲法改正に反発している。政府は20年以上続くイスラム過激派組織アルシャバーブの反乱や飢餓への対応を迫られる一方、地方政府からの武装抵抗にも直面している。

さらにバイドアでは人道危機が深刻化している。国際医療支援団体「国境なき医師団」による7月の調査では、避難民キャンプの子どもの4人に1人が重度の栄養失調に陥っていた。今回の戦闘によって、すでに困窮している住民への支援がさらに難しくなる懸念が強まっている。

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