◎ロケット攻撃は23日早朝に発生し、約20分間続いた。
2021年4月7日/コンゴ、北キブ州ゴマ(Getty Images/Moses Sawasawa/AP通信)

ルワンダ政府は24日、隣国コンゴ民主共和国の軍隊がルワンダの領土内にロケット弾を撃ち込み、市民数人が負傷したと発表した。

同政府はコンゴ軍を非難し、速やかに事件を調査するよう呼びかけた。

現地メディアによると、コンゴ政府は公式声明を発表していないという。

ルワンダ政府は声明の中で、「コンゴ軍のロケット弾はムセンゼ地区近郊の村に着弾し、住民数人が負傷、家屋が被害を受けた」と報告している。

同政府によると、ロケット攻撃は23日早朝に発生し、約20分間続いたという。

ルワンダ軍の報道官は記者会見で、「ムセンゼ地区周辺の安全を確保した」と述べ、コンゴ当局と連絡を取っていると明らかにした。

ルワンダ政府は五大湖地域の事件を監視・調査する地域機関JVM(Joint Verification Mechanism)に調査を行うよう要請したと伝えられている。

一部のコンゴ当局者は、ルワンダ軍が鉱物資源の豊富なコンゴ東部の武装集団を支援していると非難している。ルワンダはこの主張を否定している。

コンゴ東部国境付近ではコンゴ軍と反政府勢力「3月23日運動(M23)」との戦闘が続いているとみられる。

M23はルワンダとウガンダの支援を受けていたコンゴのツチ族武装集団の元戦闘員で構成される組織で、2009年3月に締結された和平協定により、コンゴ軍に編入された。

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