▽当局は首都アブジャの中心部にある建物を9日に家宅捜索した。
アフリカ西部・ナイジェリアの捜査当局が国際的なオンライン詐欺の拠点として使用されていた建物を摘発し、中国人4人を含む105人を逮捕した。当局が10日、明らかにした。
それによると、当局は首都アブジャの中心部にある建物を9日に家宅捜索したという。
警察は声明で、「容疑者たちはアメリカ大陸や欧州の被害者に電話をかけ、WhatsAppやテレグラムなどのSNSに誘導し、ロマンスや偽の投資機会を提供し、金をだまし取っていた」と述べた。
警察によると、捜査は現在進行中で、容疑者たちは捜査が終わり次第、起訴される見通し。
当局は先月、最大都市ラゴスにある7階建てビルを家宅捜索し、金融詐欺やロマンス詐欺などに関与したとされる中国人148人やフィリピン人40人など、計792人を逮捕した。
このグループは被害者の信頼を得ると、暗号通過などで資金を振り込むよう促していたとされる。
ナイジェリア当局はサイバー犯罪と国際的な詐欺グループに対する取り締まりを強化している。