スーダン首都の国際空港にドローン飛来、内戦続く
スーダン内戦では近年、ドローンが主要な戦術として用いられるようになり、攻撃の頻度と規模が拡大している。
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スーダンの首都ハルツームで無人機(ドローン)による攻撃が発生し、緊張が高まっている。5月4日、ハルツームの主要拠点であるハルツーム国際空港がドローン攻撃を受けたほか、市内外の複数地点でも同様の攻撃が確認された。
目撃者によると、攻撃は数日前から続いており、軍事施設だけでなく民間地域にも被害が及んでいる。ハルツームでは2025年に国軍が支配を回復して以降、一般市民や政府機関、国際機関の帰還が進み、平穏が戻りつつあったが、今回の攻撃によりその流れが大きく揺らいだ。
空港は内戦初期の激戦地の一つで、長期間閉鎖され、最近約3年ぶりに国際便の運航が再開されたばかりだった。軍事政権の報道官によると、今回の攻撃による死傷者や重大な損壊は確認されておらず、安全確認のうえ、運用を継続するという。
一連の攻撃の実行主体は明らかになっていないが、住民の間では準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の関与が疑われている。RSFは2023年4月に勃発した内戦で国軍との戦いを開始し、首都を掌握。2025年に押し戻されて以降も各地で戦闘を続けている。
攻撃はハルツームの姉妹都市オムドゥルマンや西部のエルオベイド、南部地域など広範囲に及び、死者も出ている。オムドゥルマンでは車両がドローン攻撃を受け、5人が死亡したほか、軍政側に寝返った民兵指導者の家族が死亡する事例も報告されている。
スーダン内戦では近年、ドローンが主要な戦術として用いられるようになり、攻撃の頻度と規模が拡大している。国連などは、この内戦が飢餓や疾病も含めて数万人規模の死者を生み、世界最悪の人道危機を引き起こしていると警告してきた。
今回の攻撃はRSF幹部の離反などを背景に軍内部の緊張が高まる中で発生したとみられ、停滞していた戦況が再び激化する可能性も指摘されている。内戦は民主化移行に伴う軍統合を巡る対立から始まり、3年を経た現在も収束の兆しは見えていない。
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