◎死亡した大学生は預言者ムハンマドを冒涜する発言をしたとされ、同じ大学の学生に焼き殺された。
2022年5月14日/ナイジェリア、北部ソコト州の政府庁舎前、大学生を殺害し逮捕された容疑者の釈放を求めるデモ(Pius Utomi Ekepi/AFP通信/Getty Images)

ナイジェリアの北部ソコト州で14日、大学生を殺害し逮捕された容疑者の釈放を求める抗議デモが行われた。

同州の知事はデモが暴動に発展したことを受け、24時間の夜間外出禁止令を発令した。

現地メディアによると、死亡した大学生は預言者ムハンマドを冒涜する発言をしたとされ、同じ大学の学生に焼き殺された。

大学生を焼き殺す陰惨な動画はソーシャルメディアで共有され、警察は事件に関与したとされる2人を逮捕した。

ソコト州の知事は声明で、「夜間外出禁止令は市内全域に適用される」と述べ、デモ隊に撤退を促した。

アルジャジーラによると、ソコトの政府庁舎周辺には2人の釈放を求める抗議者が数百人集まったという。

デモを目撃した男性はアルジャジーラに、「人々は事件の捜査をやめるよう警察に要求していた」と語った。「ある抗議者はムハンマドの冒涜は万死に値すると叫んでいました...」

別の目撃者はSNSに、「警察は催涙ガス弾と威嚇射撃でデモ隊を分散させることに成功した」と投稿している。

負傷者が出たかどうかは明らかにされていない。

報道によると、政府庁舎周辺から撤退したデモ隊の一部は繁華街のキリスト教系住民の店舗に押し入ったという。しかし、警察は暴徒化したデモ隊を追跡し、これを阻止したと伝えられている。

ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領は殺人事件を強く非難している。

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