◎モロッコは法律でイスラム教徒に酒類を販売することを禁じているが、こっそり販売している屋台、バー、レストランは珍しくない。
アルコール飲料(Getty Images)

モロッコ当局は28日、北部の道路沿いにある屋台でアルコールを摂取した少なくとも19人が死亡、30人以上が入院したと発表した。

地元警察は声明で、「48歳の容疑者を逮捕した」と発表しているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。

被害者は容疑者の屋台で違法アルコールを摂取したとみられる。地元メディアは警察筋の話を引用し、「店内で密造酒とみられる液体50リットルを押収した」と報じている。

報道によると、被害者たちは27日にアルコールを摂取し、医療機関に搬送されたという。27日に9人、翌日に10人が死亡し、死者は19人にのぼった。

さらに、約30人が酩酊状態で入院を余儀なくされ、そのうち2人はICUで治療を受けているようだ。

地元メディアは医療当局者の話を引用し、「患者は頭痛、吐き気、胃の痛みを訴えている」と報じた。

モロッコは法律でイスラム教徒に酒類を販売することを禁じているが、こっそり販売している屋台、バー、レストランは珍しくない。

東部ウジュダで昨年7月に発生した同様の事件では少なくとも20人が死亡している。

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