◎モロッコ海軍は西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)沖でセネガル人5人の遺体を収容し、189人を救助した。
2021年5月19日/モロッコの領海、亡命を希望する人々(Mosa'ab Elshamy/AP通信)

アフリカ北西部・モロッコ沖で移民を乗せたボートが沈没し、少なくとも5人が死亡した。現地メディアが7日に報じた。

それによると、モロッコ海軍は西サハラサハラ・アラブ民主共和国)沖でセネガル人5人の遺体を収容し、189人を救助したという。

AP通信は軍関係者の話しとして、「救助した189人のうち11人が重体」と伝えている。

事故はモーリタニアとの国境に近い西サハラ南部の沖合で5日に発生。ボートはスペイン領カナリア諸島を目指していたとみられる。

スペインのNGO「カミナンド・フロンテラス(Caminando Fronteras、CF)」によると、今年1~6月の間にゴムボートや木造船でカナリア諸島を目指し死亡または行方不明になった移民は1000人近くにのぼるという。

近年、カナリア諸島に向かうほとんどの移民船がモロッコかセネガルを出港している。

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