ジンバブエでミニバスタクシー炎上、10数人死亡
事故は同国南西部の幹線道路上で発生。ミニバスタクシーが走行中に突如炎上し、12~18人が死亡した。
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アフリカ南部・ジンバブエで16日、ミニバスが炎上し多数の死者が出る事故が発生した。
現地メディアによると、事故は同国南西部の幹線道路上で発生。ミニバスタクシーが走行中に突如炎上し、12~18人が死亡した。正確な犠牲者数については現在も確認が進められている。現場は同国第2の都市ブラワヨ近郊の道路で、ミニバスは「爆発するように炎に包まれた」という。
ミニバスタクシーはジンバブエにおける主要な公共交通手段であり、多くの市民が日常的に利用している。一方で、定員を超える乗車や安全基準の不徹底が指摘されており、今回の事故でも過密状態だった可能性があるとみられている。運転席付近にまで乗客を詰め込むケースも珍しくなく、事故時の被害を拡大させる要因となっている。
同国では交通事故自体も深刻な社会問題となっている。国家警察によると、2025年は1日平均で5人が死亡、約15分に1回交通事故が発生した。こうした高い死亡率の背景には、ドライバーが運行回数を増やそうとして速度超過に走る傾向や、道路インフラの老朽化・整備不足がある。
さらに、ミニバスタクシーを巡る重大事故はジンバブエに限らず、周辺国でも相次いでいる。隣国南アフリカでも同様の車両による事故が多発し、2026年初頭には児童らが犠牲となる大規模事故も報告されている。地域全体で共通する交通安全上の課題が浮き彫りとなっている。
今回の火災事故について当局は、車両の整備状況や運行管理、さらには出火原因の特定に向けた調査を進めている。現時点では機械的な故障や燃料系統の異常など、複数の可能性が検討されているが、確定的な情報は出ていない。
多数の犠牲者を出した今回の事故は公共交通に依存する多くの市民に衝撃を与えている。専門家は車両の安全基準強化や運行管理の徹底、インフラの改善など、複合的な対策が不可欠だと指摘する。日常の足として不可欠なミニバスタクシーの安全確保は同国にとって喫緊の課題となっている。
