モーリタニア沖で移民船救助、子ども17人含む161人を保護
移民たちはガンビアの首都を8日前に出発し、スペイン領カナリア諸島を目指していた。
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アフリカ北西部・モーリタニアの沿岸警備隊は27日、欧州を目指して航行していた移民船を同国沖で確認し、乗船していた161人を救助したと発表した。救助された移民には17人の子どもが含まれており、セネガル、ギニア、ガンビアの出身者だった。船は首都ヌアクショットの沖合で発見された。
移民たちはガンビアの首都を8日前に出発し、スペイン領カナリア諸島を目指していた。しかし、航海中に食料と飲料水がなくなり、船のエンジンも故障、航行を続けることができなくなった。モーリタニア当局は声明で、船は遭難状態にあり、乗船者は困難な状況に置かれていたと説明した。
救助された161人は今後、ヌアクショットにある移民受け入れ施設に移送される予定だ。今回の救助はアフリカ西岸から大西洋を経由してカナリア諸島を目指す移民の動きが続いていることを改めて示した。
モーリタニア沿岸はサハラ以南のアフリカ諸国から欧州への移住を目指す人々の主要な経由地となっている。紛争や母国での経済的な機会の不足などを背景に、危険な海路を選択する人々が後を絶たない。
カナリア諸島へ向かう大西洋ルートは長距離の航海に加え、定員を大幅に超えた船や老朽化した船が使われるため、世界でも特に危険な移民ルートの一つとされる。
国連の専門機関である国際移住機関(IOM)によると、2025年にはカナリア諸島を目指すルートで少なくとも1200人の移民が死亡した。さらに今年7月には、モーリタニア沖で約150人が死亡または行方不明となる事案も発生している。
今回の救助は多数の命が救われた一方、危険な海路を利用せざるを得ない移民をめぐる問題が依然として深刻であることを浮き彫りにした。
