◎野党候補12人のうち10人が有権者に投票をボイコットするよう呼びかけ、連日デモを開催。そのいくつかが投票所の焼き討ちや乱闘に発展し、負傷者が出る事態となった。
マダガスカルのラジョエリナ大統領(Getty Images)

マダガスカルの大統領選に立候補した野党候補が選挙結果に異議を唱え、最高裁判所に訴状を提出した。現地メディアが27日に報じた。

選挙管理委員会は25日、今月16日に行われた大統領選の結果を公表。ラジョエリナ氏の勝利が確定した。

投票率は47%。ラジョエリナ氏の得票率は58.95%で他の野党候補を圧倒した。

首都アンタナナリボの高等選挙裁判所は数日中にラジョエリナ氏の勝利を認定するものとみられる。

野党候補12人のうち10人が有権者に投票をボイコットするよう呼びかけ、連日デモを開催。そのいくつかが投票所の焼き討ちや乱闘に発展し、負傷者が出る事態となった。

一部の野党支持者は「ラジョエリナ氏に投票すれば金銭を支払うと約束された」と主張している。

野党候補のひとりは地元ラジオ局の取材に対し、「最高裁判所に対し、ラジョエリナ氏の勝利を無効にするよう訴えを起こした」と述べた。

野党連合は選管が数字を修正したと主張している。

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