◎タンクローリーはガソリンスタンドで群衆に囲まれ、その後爆発した。
リビア、首都トリポリ郊外の道路、石油タンクローリー(Getty Images)

リビア政府は1日、南部セブハで石油タンクローリーが爆発し、少なくとも9人が死亡、数十人が負傷したと発表した。

爆発が発生した日時と原因は明らかにされていない。現場は首都トリポリの南に位置するセブハの市内。

AFP通信は警察筋の話を引用し、「タンクローリーはガソリンスタンドで群衆に囲まれ、その後爆発した」と報じている。

インターネットで共有された動画には、ガソリンを求める人々がタンクローリーの周りで大騒ぎする様子が映っていた。

セブハの中央病院の関係者はAFP通信の取材に対し、「これまでに9人の死亡を確認した」と語った。

同病院の院長はフェイスブックに、「爆発に巻き込まれ火傷を負った76人が収容された」と投稿しているが、死者数には言及していない。

セブハの警察当局はAFPに「病院に搬送された多くが重体と聞いている」と説明した。

ドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)暫定首相は1日、「政府はこの事件を注意深く見守っている」とツイートした。

またドベイバ氏は危機管理室に負傷者の治療と爆発の原因を究明するよう指示した。

リビアはアフリカ最大の石油埋蔵量を誇るが
▽製油所の数が少ない
▽汚職が蔓延している
▽原油の窃盗が横行している
などの理由でガソリン不足に悩まされている。

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