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リベリア当局が欧州向けコカイン4トン押収、末端価格520億円、過去最大規模

警察は外国籍の容疑者2人を逮捕しており、国際的な麻薬密輸組織が関与した可能性が高いとみて捜査を進めている。
リベリア、首都モンロビア(Getty Images/AFP通信)

アフリカ西部・リベリア当局は24日、欧州への密輸が計画されていた末端価格約3億1700万ドル(約519億円)相当のコカインを押収したと発表した。押収量は3971キログラムに上り、同国で過去最大級の薬物摘発となる。警察は外国籍の容疑者2人を逮捕しており、国際的な麻薬密輸組織が関与した可能性が高いとみて捜査を進めている。

警察によると、摘発は首都モンロビア東部の地区で実施された。捜査員が家屋を捜索したところ、大量の段ボール箱やラップで包装されたスーツケースの中からコカインを発見した。押収された荷物には「Coco」や「Poseidon」といった表示が確認され、組織的な流通経路を示す手掛かりとなる可能性がある。逮捕された2人のうち1人はスペインとコロンビアの旅券を所持し、もう1人はセルビア国籍だった。

リベリア国家警察は声明で、薬物の正確な原産地は現時点で判明していないと説明した。押収したコカインの化学分析や包装の特徴などを詳しく調べ、供給元の特定を急ぐ方針である。

リベリアでは先月にも、モンロビア郊外の国際空港で約237.6キログラム、末端価格1900万ドル超のコカインが押収された。この貨物はシエラレオネからイギリスへ運ばれる予定だったとされ、欧州で指名手配されているオランダ人麻薬密売人との関連が指摘されている。一方、国家警察は今回の押収について、「前回とは供給源が異なるとみられ、現時点で両事件を結び付ける証拠は確認されていない」としている。

国連薬物犯罪事務所(UNODC)の専門家は、今回の摘発は世界的なコカイン密輸の変化を象徴する事例だと指摘する。南米から欧州へ向かう密輸ルートは多様化しており、西アフリカ諸国が中継・保管拠点として重要性を増しているという。また組織犯罪の専門家も、高度に組織化された犯罪ネットワークが西アフリカで大量の薬物を保管し、欧州市場へ送り出している実態が明らかになりつつあると分析している。

リベリア当局は今回の摘発を契機に、国内外の捜査機関と連携し、密輸ルートや資金の流れ、組織の全容解明を進める方針である。西アフリカを経由する麻薬取引の拡大が国際社会の新たな課題となる中、各国の協力体制強化が一層求められている。

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