◎バスは事故多発地点として知られている丘陵地帯のカーブで路肩から転落した。
2023年4月16日/ケニア、南部タイタ・タベタ郡、事故を起こしたバスと野次馬(AP通信)

ケニアの警察当局は16日、南部タイタ・タベタ郡の砂利道を走行していたバスが道を外れた斜面を転がり落ち、乗客少なくとも10人が死亡したと発表した。

地元警察によると、事故は15日の夕方に発生。乗客は同郡の葬儀に参列した関係者と伝えられている。

警察の広報担当はAP通信の取材に対し、「バスは何らかの理由で道を外れ、斜面を転がり落ち、大破した」と語った。

それによると、バスには子供を含む34人が乗車していたという。運転手は重体で、市内の医療機関に搬送された。

警察によると、バスは事故多発地点として知られている丘陵地帯のカーブで路肩から転落したという。

警察の広報担当は当初、「バスのブレーキが故障した可能性がある」と述べていたが、その後の声明で、「運転手はニュートラルで下り坂を走行し、ハンドル操作を誤った可能性がある」と訂正した。

広報は声明の中で、「長距離運転手は燃料を節約するために下り坂をニュートラルで走行することがある」と指摘している。

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