ケニア、エボラ患者5人が陰性確認で退院、入院患者は残り2人、新規感染報告されず

10月19日以降、新たな感染者は報告されていない。
2026年10月7日/ケニア、首都ナイロビの病院(AP通信)

ケニア政府は3日、「エボラ出血熱」に感染して入院していた患者5人について、検査でウイルスが検出されなかったことを確認し、退院させたと発表した。国内では感染拡大を防ぐため、接触者の追跡や隔離を進めており、今回の退院は流行封じ込めに向けた重要な進展となる。

保健省によると、退院した5人はいずれも男性で、2人はケニヤッタ国立病院、3人はナイロビ病院で治療を受けていた。これにより、国内で治療を継続している患者は2人となり、両病院に1人ずつ入院している。ケニアではこれまでに9人の感染が確認され、うち2人が死亡した。10月19日以降、新たな感染者は報告されていない。

接触者の隔離措置にも進展があった。感染者との接触が確認された人のうち、46人が21日間の健康観察を終えて隔離を解除された。10月26日までに帰宅した20人と合わせ、解除された接触者は66人となった。一方、52人は引き続き隔離下にあり、最後の接触から21日間が経過する11月11日までに解除される見通しだ。

今回の感染拡大は、コンゴ民主共和国からウガンダを経由してケニアに入国した感染者を起点とする集団に限定されている。感染者の早期発見と接触者の追跡が、地域社会への拡大を防ぐうえで重要な役割を果たしている。

ただし、5人の退院だけで流行終息が宣言されるわけではない。最後の患者が回復するか、安全な埋葬が完了した後、42日間にわたって新たな感染が確認されないことが終息宣言の条件となる。ケニア政府は引き続き監視体制を維持し、感染拡大の防止に取り組む方針だ。

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