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ケニア医師労組もスト入り警告、看護師スト6週目、病院の負担増深刻化

看護師らは2017年に政府と締結した労働協約の履行を求めている。
2026年9月8日/ケニア、首都ナイロビ、医療従事者による抗議デモ(AP通信)

ケニアで続く医療従事者のストライキを巡り、医師の労働組合は8日、政府が医療従事者側の要求を7日以内に解決しなければ、医師もストに入る可能性があると警告した。このストは6週目に入り、病院では医師の業務負担が増加、医療体制への影響が深刻化している。

看護師らは2017年に政府と締結した労働協約の履行を求めている。この協約には手当の改善などが盛り込まれていたが、政府は財政上の制約を理由に十分に実施していない。看護師側は、合意から9年が経過しても手当が改善されず、未払い分も累積しているとして政府の対応を批判してきた。

医師労組の書記長は声明で、看護師のストによって医師の負担が過度に増していると指摘。もともと医師不足を抱える病院で看護業務まで担うことは困難だとして、医療制度を守るためにも政府が問題を解決する必要があると訴えた。

同日には、数百人の看護師らが首都ナイロビでデモ行進を行い、政府庁舎に向けて行進した。政府は看護師のストを違法とする裁判所の判断を示し、交渉のためストの中止を求めている。

一方、ストの影響は医療現場だけにとどまらない。一部地域では診療所が閉鎖され、患者が必要な医療を受けられない状況が発生している。議会上院ではストによる死亡者の増加を指摘する声も上がり、今回の問題を国家的な医療危機と捉える動きが強まっている。

医師までストに加われば、公的医療サービスはさらに大きな打撃を受ける可能性がある。政府が看護師側との交渉を進め、医療従事者の待遇改善と病院機能の維持を両立できるかが焦点となっている。

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