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米国務長官、キューバ市民にCIAとの協力呼びかけ、トランプ氏も圧力強化を示唆

ルビオ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、キューバ共産党に失望している人々に向け、汚職や約束の不履行、一部の特権階級だけが享受する豊かさを批判。「今こそ行動する時だ」と訴え、CIAとの秘密裏の協力を通じて望む変化を実現する機会をつかむよう促した。
2026年4月2日/キューバ、首都ハバナ、トランプ米政権に抗議するデモ(ロイター通信)

ルビオ(Maro Rubio)米国務長官は23日、キューバで政治的変化を求める人々に対し、米中央情報局(CIA)と秘密裏に協力するよう呼びかけた。トランプ(Donald Trump)米大統領も同日、イラン戦争後にキューバ問題に取り組む考えを示し、同国への圧力強化を示唆した。

ルビオ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、キューバ共産党に失望している人々に向け、汚職や約束の不履行、一部の特権階級だけが享受する豊かさを批判。「今こそ行動する時だ」と訴え、CIAとの秘密裏の協力を通じて望む変化を実現する機会をつかむよう促した。ただし、協力の具体的な方法や、CIAが想定する活動については説明しなかった。

トランプ氏はフロリダ州での集会で、イラン問題への対応後にキューバに「対処」し、ルビオ氏を派遣して合意をまとめる考えを示した。トランプ政権はキューバの共産主導体制を変えることを目標として掲げてきた。今回の発言は、外交交渉に加え、共産党への圧力を一段と強める可能性を示している。

米国はキューバに対し、60年以上にわたって経済制裁や禁輸措置を続けてきた。今年に入って導入された石油制裁は燃料不足や停電をさらに悪化させている。老朽化した電力インフラや経済の停滞も重なり、市民生活への負担が増している。

トランプ政権は今年1月、軍事作戦でベネズエラのマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領を排除して以降、キューバへの圧力も強めてきた。一方、国連の人権専門家らは米国の石油封鎖を国際法違反と批判し、人権団体などからも米国の姿勢に懸念が示されている。

キューバのロドリゲス(Bruno Rodríguez Parrilla)外相は先月の国連総会で、米国との対話に応じる用意があると表明した。トランプ氏自身も先月、両国は合意に達するとの見通しを示し、軍事行動は必要ないとの考えを示していた。

今回のルビオ氏とトランプ氏の発言を受け、米国とキューバの関係は新たな緊張局面に入る可能性がある。ただし、トランプ政権が具体的にどのような措置を取るのか、また両国間の交渉が継続するのかは、現時点で明らかになっていない。

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