ケニア、海上で押収した覚醒剤1トンを廃棄、末端価格100億円
薬物はケニア海軍がインド洋上で発見、モンバサから約630キロ離れた海域で密輸船を拿捕した。
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ケニア当局は24日、インド洋上で押収した大量の覚醒剤(メタンフェタミン)を廃棄した。押収した薬物は1トンに上り、末端価格は約6300万ドル(約100億円)と推定される。ケニア史上最大規模の違法薬物摘発となった。
薬物はケニア海軍がインド洋上で発見、モンバサから約630キロ離れた海域で密輸船を拿捕した。船は海軍の護衛を受けてモンバサ港まで移送され、当局が薬物を押収。結晶状のメタンフェタミンであることが確認された。
この事件では、イラン国籍の6人が逮捕された。当局は積み荷がどこから来たのか、最終的にどこへ運ばれる予定だったのかなどについて捜査を進めている。今回の摘発は、ケニア沿岸部を経由する国際的な麻薬密輸の実態を示す事例となった。
ケニアでは近年、沿岸部を中心に違法薬物の乱用が問題となっている。特に覚醒剤やヘロインへの依存に苦しむ若者が増えているとされ、当局は薬物の密輸阻止を重要課題としている。
今回の押収量は、前年にケニアの主要空港で摘発されたメタンフェタミン約1.15キロとほぼ同じであった。海上ルートを利用した大規模な密輸を水際で阻止したことで、当局は国内への流入を防いだとしている。
押収した薬物を廃棄することで、違法市場に流出する可能性はなくなった。一方、今回の事件は、ケニアが国際的な麻薬密輸ルートの一部として利用されるリスクが続いていることも浮き彫りにした。今後は逮捕した6人の捜査を通じ、密輸に関与した組織や経路の解明が焦点となる。
