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ネタニヤフ氏、国連演説でNY市長を批判へ、イスラエル総選挙を前に対立激化

ネタニヤフ氏は訪米に先立って公開した動画で、ニューヨークを訪れる目的について「イスラエルの英雄的な兵士について真実を語る」としたうえで、マムダニ氏についても「真実を語る」と表明した。
2026年9月17日/イスラエル、テルアビブ、ネタニヤフ首相(AP通信)

イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は24日、ニューヨークの国連総会で演説し、ニューヨーク市のマムダニ(Zohran Kwame Mamdani)市長を批判するとみられている。マムダニ氏がネタニヤフ氏を「戦争犯罪者」と批判していることが背景にあり、両者の対立は米国最大都市の市長とイスラエル首相の政治的な応酬に発展している。

ネタニヤフ氏は訪米に先立って公開した動画で、ニューヨークを訪れる目的について「イスラエルの英雄的な兵士について真実を語る」としたうえで、マムダニ氏についても「真実を語る」と表明した。ネタニヤフ氏はマムダニ氏について、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスを支持していると主張している。

マムダニ氏は以前、ネタニヤフ氏がニューヨークを訪問した場合、戦争犯罪の疑いで逮捕すると公約していた。ただ、その後は市長には逮捕する法的権限がないとの判断を示している。今週もネタニヤフ氏をパレスチナ人に対する「恐ろしいジェノサイドの設計者」と批判しており、両者の対立は収まっていない。

今回の国連演説は、イスラエル国内の政治情勢とも重なる。イスラエルでは10月27日に総選挙が行われる。世論調査ではネタニヤフ氏が長期間維持してきた政権基盤が揺らぐ可能性が示されている。元駐米イスラエル大使は今回の演説について、国連よりもイスラエル国民に向けた「選挙演説」に近いものになるとの見方を示している。

ネタニヤフ氏の訪米は例年と比べて短く、国連総会での演説後、同日中にイスラエルへ戻る予定だ。今回、トランプ(Donald Trump)大統領との会談は予定されておらず、昨年の訪米でトランプ氏と会談したこととは対照的な日程となっている。ネタニヤフ氏は国連総会に合わせ、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、パナマ、エチオピアなどの首脳らとの会談を予定している。

ネタニヤフ氏は国際的な批判にも直面している。国際刑事裁判所(ICC)は2024年、ガザ情勢をめぐる戦争犯罪などの疑いで同氏らの逮捕状を発付。英国、フランス、カナダは今月、ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地を対象とする制裁を発表した。

国連での演説では、ガザ情勢やイランへの対応とともに、こうした国際的な批判に対するイスラエル側の主張を示すことになる。

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