ジンバブエ・フェリー転覆、死者46人に、カリバで合同葬
警察によると、フェリーの定員は90人、当日の乗船者は最大153人に上ったとみられ、13日時点で77人が救助された。
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アフリカ南部・ジンバブエのカリバ湖で11日に発生したフェリー転覆事故について、警察は13日、死者が46人に達したと発表した。カリバ市内では同日、犠牲者を追悼する式典が開かれ、棺が並べられた会場に遺族や政府関係者らが集まった。事故の全容や行方不明者の数は明らかになっていない。
フェリーはカリバの町から、湖周辺の漁業キャンプに向かっていた。道路整備が進まず、公共交通機関も乏しい地域では、住民にとって湖上交通が重要な移動手段となっている。
警察によると、フェリーの定員は90人、当日の乗船者は最大153人に上ったとみられ、13日時点で77人が救助された。乗船者には切符を必要としない年齢の子どもも含まれていた可能性があり、正確な人数の把握を難しくしている。
事故では複数の家族が一度に犠牲となった。地元メディアによると、ある男性は妻と3人の子どもを失った。子ども2人の遺体は見つかったものの、妻ともう1人の子どもは行方が分からないという。妻は町で仕入れた商品を農村や漁業地域で販売しており、夏休み中の子どもたちも商売を手伝っていた。
事故を巡っては、老朽化したフェリーを使い続けていたことや、救助活動の遅れに批判が集まっている。生存者からは、波が強まる中で船長に引き返すよう求めたものの、聞き入れられなかったとの証言も出ている。
ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領は事故を受けて災害事態を宣言し、海上安全体制に「深刻な欠陥」が露呈したとして、救助や犠牲者支援に必要な資源を投入するよう関係閣僚に命じた。
カリバ湖はザンベジ川をせき止めて造られた、貯水量で世界最大の人工湖で、ジンバブエとザンビアの国境にまたがる。今回の事故は交通手段が限られる地域社会を支える水上交通の安全性に大きな課題を突きつけた。
