エリトリア軍がエチオピア北部に進軍か、目撃証言、全面衝突への懸念高まる
ロイターによると、7日朝、数十人のエリトリア兵を乗せたトラック2台が州郊外の集落を通過した。
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エリトリア軍の兵士がエチオピア北部ティグレ州郊外を車両で通過したとみられる。ロイター通信が7日に報じた。両国は数日前に外交関係を断絶したばかりで、エリトリア軍のエチオピア領内での活動が事実なら、北部で続く紛争が両国間の本格的な軍事衝突に発展する可能性が高まる。
ロイターによると、7日朝、数十人のエリトリア兵を乗せたトラック2台が州郊外の集落を通過した。兵士は灰色の迷彩服を着用し、住民は服装からエリトリア兵と判断したという。
エリトリアのアフウェルキ(Isaias Afwerki)大統領は7日、自軍がエリトリア領内で活動しているという情報を否定した。エリトリアはエチオピアが自国への攻撃を正当化するために流している「偽情報」と主張している。
エチオピア政府は9月23日に始まった北部での紛争をめぐり、エリトリアが反政府勢力を支援していると非難しているが、エリトリアは関与を否定している。
この集落はエリトリア国境から約25キロ南に位置する。現在の紛争では大規模な戦闘は確認されていないものの、証言通りエリトリア軍が侵入しているなら、戦闘の地理的拡大を示す重要な兆候となる。
エチオピア北部では現在、連邦政府軍とティグレ人民解放戦線(TPLF)を中心とする反政府勢力の戦闘が激化している。エリトリアは2020~22年の内戦でもエチオピア政府側として軍事介入した経緯があり、今回の紛争でも関与が疑われている。
さらにエチオピアとエリトリアは紅海へのアクセスをめぐって対立を深めている。エチオピアは内陸国として海へのアクセスを安全保障と経済発展に不可欠と強調し、エリトリアは港湾への圧力を警戒している。
両国の緊張が軍事衝突に転じれば、内戦下のスーダンなど周辺国を巻き込む地域的な危機へ発展する恐れがある。
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