米FBI、商業施設襲撃計画を阻止、潜入捜査で18歳容疑者に銃を提供・逮捕
訴状によると、モハムド容疑者は潜入捜査員からAK-47型ライフルと弾薬200発を600ドルで購入。その直後、モール・オブ・アメリカから数キロ離れた公園で逮捕された。
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米連邦捜査局(FBI)は7日、ミネソタ州ブルーミントンにある大型商業施設「モール・オブ・アメリカ」への襲撃を計画していた18歳の男を逮捕し、攻撃を未然に阻止したと発表した。注目されるのは、男が購入した銃と弾薬をFBIの潜入捜査員が提供していた点である。
逮捕されたのはシェイクドゥーン・アブドゥラヒ・モハムド(Sheikhdoon Abdullahi Mohamud)容疑者。FBIは約2年前から同容疑者を捜査対象としており、情報提供者を通じてやり取りを続けていた。その過程で、FBIの潜入捜査員が過激派組織「イスラム国(IS)」の関係者を装い、同容疑者に銃器を提供した。
訴状によると、モハムド容疑者は潜入捜査員からAK-47型ライフルと弾薬200発を600ドルで購入。その直後、モール・オブ・アメリカから数キロ離れた公園で逮捕された。捜査当局は容疑者が非イスラム教徒を標的とする攻撃の意思を繰り返し示し、30~60人を殺害する趣旨の発言をしていたとしている。
ミネソタ地区の連邦検事は記者会見で容疑者について、「監視する必要があった」と説明し、FBIが脅威を察知して実行前に阻止できたと評価した。一方、今回の事件は、捜査機関が武器を提供することで容疑者の意図や実行能力を確認する「おとり捜査」の是非を改めて問うものでもある。
この事件では、FBIが長期間にわたって容疑者と接触し、計画の具体化を追跡していたことが明らかになった。今回は襲撃には至らなかったものの、過激化した若者による商業施設への攻撃をどの段階で防ぐべきか、また潜入捜査の適切な範囲をどう定めるかが、今後の捜査や司法手続きで焦点となる。
