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ロシア軍の大規模攻撃、ウクライナで25人死亡、100人負傷、事前に察知も防げず

最も大きな被害が出たのは北部チェルニヒウ州のプリルキで、ミサイルが集合住宅を直撃し、19人が死亡。そのうち5人は子どもであった。
2026年10月7日/ウクライナ、北部チェルニヒウ州、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた建物(AP通信)

ロシア軍は7日未明、ウクライナの首都キーウを含む国内10数地域にミサイルと無人機による大規模攻撃を行い、少なくとも25人が死亡、約100人が負傷した。死者には5人の子どもが含まれる。ウクライナ側は事前に大規模攻撃を警戒していたものの、すべてを迎撃することはできなかった。

最も大きな被害が出たのは北部チェルニヒウ州のプリルキで、ミサイルが集合住宅を直撃し、19人が死亡。そのうち5人は子どもであった。地元当局によると、この攻撃で約50人が負傷した。キーウやポルタワ州などでも多くの死傷者が出た。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は前日、情報機関がロシアによる大規模攻撃の準備を確認したと警告していた。しかし、実際の攻撃では弾道ミサイルや新型のジェット推進型無人機などが使用され、防空システムへの負担が増した。ウクライナは米国製パトリオットの迎撃ミサイル不足に直面しており、弾道ミサイルへの対応が課題となっている。

ロシア国防省は今回の攻撃について、ミサイルや無人機の生産・保管施設、南部オデーサ州の港湾・船舶修理施設などを標的にしたと主張した。一方、ウクライナは住宅地やエネルギー関連施設などに被害が及んだと報告している。

ウクライナも同日、ロシア領内の石油施設などに長距離ドローンやミサイルによる攻撃を実施したと発表した。ゼレンスキー氏によると、3州の石油施設が標的となったほか、黒海ではソチ近郊で石油タンカーが炎上した。

両軍の地上部隊による戦闘が膠着状態に陥る一方、都市やインフラを狙う長距離攻撃は激化している。和平協議による早期の戦闘停止が見通せない中、ウクライナでは防空能力の強化と迎撃ミサイルの確保が急務となっている。

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