ケニア16人死亡女子高寮火災、放火の疑いで学生8人拘束
事件が起きたのは、首都ナイロビの北西約120キロに位置するリフトバレー州ギルギルにある女子校の学生寮、火事は28日未明に発生した。
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ケニア中部にある女子高の寮で発生した大規模火災を巡り、警察は29日、放火の疑いで女子生徒8人を拘束したと明らかにした。この火災では生徒16人が死亡、79人が負傷しており、衝撃が広がっている。事件が起きたのは、首都ナイロビの北西約120キロに位置するリフトバレー州ギルギルにある女子校の学生寮、火事は28日未明に発生した。
警察によると、拘束された8人の生徒は、寮への放火を計画・実行した疑いが持たれている。現時点で動機は明らかになっていないが、当局は他の生徒らへの聞き取りや防犯カメラ映像の解析を進めている。事件直後には30人の生徒が事情聴取を受け、一部の保護者は「自分の娘が拘束されているのか、単に事情聴取を受けているだけなのか説明がない」と不満を漏らしていた。
火災当時、寮では200人以上の生徒が就寝していたとされる。生存者の証言によると、出火した2階部分の非常口が施錠されており、多くの生徒が逃げ場を失った。一部の生徒は窓から飛び降りて避難し、重傷を負ったという。教育省は学校側の安全管理に重大な問題があったとして、校長や教員に対する懲戒処分を進める方針を示した。
また政府は「2人の教員が生徒たちの不穏な動きを把握していたにもかかわらず、適切な対応を取らなかった」と明らかにした。ただし、具体的にどのような情報を得ていたのかは公表していない。
ケニアでは近年、学校火災が度々発生している。背景には過密な寄宿舎、老朽化した設備、避難経路の不備などがあると指摘されている。2001年には東部マチャコスの学校火災で67人の男子生徒が死亡、2024年にも21人が死亡する火災が発生した。今回の火災も教育現場の安全対策の不十分さを改めて浮き彫りにした形だ。
現地では遺体の確認作業が続いており、一部の遺体は損傷が激しいためDNA鑑定が必要となっている。学校周辺には多くの家族が集まり、子どもの安否確認を求めている。突然の悲劇に包まれた地域社会には深い悲しみと怒りが広がっている。
