◎エジプトでは毎年、数千人が交通事故で命を落としている。
2019年6月30日/エジプト、首都カイロの幹線道路(Getty Images)

エジプトの中東通信(MENA)は7日、南部アスワン近郊の高速道路で乗用車とトラックが衝突し、8人が死亡、44人が負傷したと報じた。

MENAによると、事故は6日の早朝にアスワンのアブ・シンベルの高速道路で発生したという。アブ・シンベルには古代エジプトの国王ラムセス2世(Ramses II)の神殿がある。

SNSでも事故現場を撮影したものと思われる写真や動画が複数共有されている。

MENAは救急隊の話を引用し、「負傷者は病院に搬送され、遺体はアスワンの遺体安置所に運ばれた」と報じているが、乗用車とトラックに乗車していた人の数は明らかにしなかった。

別のメディアはマイクロバスとトラックが衝突したと報じている。

エジプトでは毎年、数千人が交通事故で命を落としている。その大半がスピード違反、信号無視、無謀運転、悪路によるものだ。

今年1月にはシナイ半島でマイクロバスと公共バスが衝突し、16人が死亡、18人が負傷した。

エジプト政府の統計によると、2019年の交通事故件数は約1万件で、死者は約3500人。2018年は8500件、死者は3100人だった。

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