◎エジプトの紅海リゾートは国内有数の観光地であり、欧州の旅行者に人気がある。
2023年6月11日/エジプト、紅海南部のリゾート地マルサアラム沖で発生したボート火災(Getty Images)

エジプト紅海リゾート地マルサアラム沖で11日に発生したボート火災について、行方不明になっていた英国人3人の死亡が確認された。AP通信などが報じた。

エジプト当局によると、この中型ボートには英国人観光客15人と乗組員14人が乗っていたという。

当局はエンジンルームの電気系統が不具合を起こし、発火したと報告している。

イギリスに拠点を置くスキューバトラベル社は12日に声明を発表。行方不明になっていた3人の死亡が確認されたと明らかにした。

同社は3人の身元および死亡を確認した経緯を明らかにしておらず、エジプト当局と英外務省も声明を出していない。

同社は声明の中で、「他の観光客12人とエジプト人クルー14人は11日の午前中に救助された」と述べている。

それによると、ツアーの期間は1週間。15人は全員ダイバーの資格を持っていたという。

火災は11日の午前8時30分頃(現地時間)に発生。スキューバトラベル社の広報担当はAP通信の取材に対し、「亡くなった3人が火災発生時どこにいたのか、遺体がどこで見つかったのかなど、詳細は明らかにできない」と勝った。

また広報担当は「現地で捜査に当たっているエジプト当局の報告を待っている」と述べた。

エジプトの紅海リゾートは国内有数の観光地であり、欧州の旅行者に人気がある。そこは海岸からサンゴ礁へのアクセスが容易で、多様な海洋生物が生息するダイビングスポットもあり、高い評価を得ている。

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