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コンゴ・エボラ流行、確定症例1週間で40%増、死者200人超える

今回の流行は「ブンディブギョ株」と呼ばれる珍しいエボラウイルスの型によって引き起こされている。
2026年6月15日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニアの医療センター建設現場(AP通信)

コンゴ民主共和国東部と隣国ウガンダで発生している「エボラ出血熱」の流行が急速に拡大している。19日の統計によると、確定症例数はこの1週間で約40%増加、死者数は200人を超えた。感染者は発生から1カ月余りで900件に迫る規模となっており、初期段階としては過去の流行と比較しても深刻な水準に達している。

今回の流行は「ブンディブギョ株」と呼ばれる珍しいエボラウイルスの型によって引き起こされている。この型は従来多く見られるザイール株と異なり、有効性が確認されたワクチンや治療法がない点が大きな課題となっている。そのため、感染拡大の抑制は患者の隔離や接触者追跡など、基本的な公衆衛生対策に大きく依存している。

流行の中心はコンゴ北東部イトゥリ州で、東部の北キブ州や南キブ州にも拡大しているほか、国境を越えてウガンダでも感染が確認されている。ウガンダではこれまでに10数人の感染と複数の死者が報告され、地域をまたぐ感染拡大への懸念が高まっている。

しかし、封じ込めは困難を極めている。武装勢力の活動や住民の移動の多さ、医療インフラの脆弱さが対応を妨げているほか、接触者追跡も十分に進んでいない。推定数万人に及ぶ接触者のうち、実際に追跡できているのは一部にとどまるという。

さらに、資金不足も深刻である。国際社会から多額の支援が表明されているものの、実際に現場に届いている資金は全体の1割程度にとどまり、医療要員や物資の不足が続いている。

こうした状況から、保健当局は今回の流行が制御不能に陥るリスクを警告している。検査体制の遅れや地域住民の不信感も感染拡大の要因となっており、正確な感染規模すら把握しきれていない可能性がある。

エボラ出血熱は致死率の高い感染症で、迅速な封じ込めが不可欠である。専門家は資金と人員の大幅な増強、地域社会との協力強化が急務であると指摘してきた。国際的な支援の実効性が今後の感染動向を左右する重要な鍵となる。

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