北朝鮮・金与正、G7の非核化要求を一蹴「時代錯誤の幻想」
北は近年、弾道ミサイルの発射実験を繰り返し、核戦力の高度化を進めてきた。
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北朝鮮の金与正(Kim Yo-jong)部長は主要7カ国(G7)が北の非核化を求めたことについて、「主権侵害にあたる」と強く反発した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が18日に報じた。G7はサミット(6.15~17)の声明で、北に対し完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を求めていたが、これに対し北は強硬な姿勢を示した形である。
金与正は談話の中で、核兵器の保有は国家の安全保障に直結するものであり、外部からの干渉は容認できないと主張した。また、非核化要求を「時代錯誤の幻想」と一蹴し、核戦力を強化していく方針を強調した。
G7は今回の声明で、北の核・ミサイル開発を地域および国際社会に対する重大な脅威と位置付け、関連する国連安全保障理事会決議の完全履行を求めている。これに対し北は自国の防衛能力を強化する権利は主権国家として当然で、外部の圧力には屈しないとの立場を繰り返し強調している。
北は近年、弾道ミサイルの発射実験を繰り返し、核戦力の高度化を進めてきた。これに対し米国や日本、韓国などは警戒を強めており、地域の安全保障環境は緊張が続いている。こうした中でのG7の非核化要求は、国際社会の共通認識を示すものである一方、北との溝は一層深まっている。
金与正はまた、北の核保有はすでに「不可逆的な現実」であると強調、交渉による放棄の可能性を否定した。これは過去に行われてきた米朝対話や六者会合の枠組みを含め、非核化交渉の再開が極めて困難であることを示唆している。
今回の発言は北が国際的圧力に対して従来以上に強硬な姿勢を取っていることを改めて示すもので、今後の外交的解決の見通しをさらに厳しいものとしている。東アジアの安全保障環境における不確実性は増しており、関係各国は緊張緩和に向けた新たな対応を迫られている。
