南スーダンの係争地アビエイの市場で爆発、153人死亡、スーダン軍のドローン攻撃か、燃料施設炎上
アビエイ政府は攻撃をスーダン軍によるものと非難した。
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アフリカ北東部・南スーダンとスーダンの係争地アビエイで19日、市場を標的としたドローン攻撃が発生し、少なくとも153人が死亡した。現地メディアが20日に報じた。攻撃は市場近くの燃料貯蔵施設を直撃し、大規模な火災が発生。翌20日も火災が続き、地元当局は死者数がさらに増える可能性があるとしている。
アビエイ政府は攻撃をスーダン軍によるものと非難した。現場はアビエイ北部に位置する市場。AP通信によると、19日の午前11時ごろに大きな爆発が発生したという。スーダンの軍事政権はコメントを出していない。
この市場は国境を越えた取引の拠点で、市民の生活を支えている。燃料施設の炎上により遺体の収容が難航し、救助活動にも支障が出ている。国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」によると、20人以上の負傷者が近隣の病院に搬送されたという。
南スーダン外務省は19日、スーダン軍を非難し、駐スーダン大使を呼び出して抗議した。同省は民間人や民間施設への攻撃をやめるよう求め、係争問題を外交的手段で解決するよう訴えた。MSFも民間人と重要インフラへの攻撃停止を紛争当事者に要求している。
スーダンでは2023年4月以降、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が続き、深刻な人道危機が発生している。アビエイは石油資源に恵まれ、南スーダンが2011年に独立して以降も帰属が確定していない。地域住民の間にも民族的・政治的な対立があり、武装勢力の活動が治安を悪化させてきた。
今回の攻撃はスーダン内戦の影響が国境地帯にも広がり、民間人の犠牲が深刻化している実態を示している。
