米カリフォルニア州でトレーディングカード約96万ドル相当が盗まれる、ポケモンやスポーツ関連
盗まれたカードは全国の収集家らが鑑定を依頼し、評価を終えて所有者に返送される途中だった。
.jpg)
米カリフォルニア州サンタアナで先週、配送大手フェデックスのトラックから、少なくとも96万3000ドル(約1.5億円)相当のトレーディングカードが盗まれた。盗難品にはポケモンカードやスポーツ選手のカードが含まれ、警察が捜査を進めている。
サンタアナ警察によると、トラックは10月13日、トレーディングカードやサイン入り商品などの真贋鑑定と品質評価を行う「プロフェッショナル・スポーツ・オーセンティケーター(PSA)」の施設付近に駐車されていた。運転手がトラックを離れていた間に盗難が発生し、施錠部分が破壊され、積載されていたパレット2台分が持ち去られた。別のパレット1台分も物色された形跡があったという。運転手が車両を離れていた時間など、詳しい状況は捜査中だ。
盗まれたカードは全国の収集家らが鑑定を依頼し、評価を終えて所有者に返送される途中だった。警察が示した被害額は暫定的なもので、盗難品の正確な価値は確定していない。カード収集家のニック・アンドルーズ(Nick Andrews)さんは20日、AP通信の取材に対し、被害総額は数百万ドルに達する可能性があるとの見方を示した。希少性の高いカードは市場で高額取引されるためだ。
PSAの親会社コレクターズは、盗難品に関連する認証番号を無効化し、オークションサイトなどの取引事業者にも情報を通知した。盗品が市場に流通するのを防ぐ狙いがある。また、被害を受けた顧客に個別に連絡し、カードの公正な市場価値に基づく補償を進めていると説明した。
フェデックスも声明を出し、警察の捜査に協力していると明らかにした。カード収集家の間では、時間をかけて集めた希少品を失ったことや、補償額が実際の市場価値に届かない可能性への懸念が広がっている。
今回の事件は、高額な収集品を輸送する際の防犯対策や補償制度のあり方にも課題を突き付けている。
