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パキスタン当局、米郵便公社に1億2600万ドル超の損害を与えた男を逮捕、偽造切手ラベル販売で

パキスタン当局によると、アクラム容疑者は数週間にわたる捜索と国内各地での家宅捜索を経て逮捕された。
米国とパキスタンの国旗(Getty Images)

パキスタン当局は20日、米国郵政公社(USPS)に1億2600万ドル(約200億円)超の損害を与えたとされる大規模な郵便料金詐欺事件で、33歳の男を逮捕したと明らかにした。

逮捕されたのはファヒーム・アクラム(Faheem Akram)容疑者で、米国の郵便料金ラベルを偽造し、インターネット上で販売した疑いが持たれている。

パキスタン当局によると、アクラム容疑者は数週間にわたる捜索と国内各地での家宅捜索を経て逮捕された。容疑者は東部パンジャブ州出身で、米フロリダ州南部地区の連邦裁判所は9月、同容疑者を起訴していた。

米司法省によると、アクラム容疑者は「LabelsBank.com」という無許可のウェブサイトを運営し、偽造した郵便料金ラベルを販売していたとされる。同サイトでは、荷物の重量や大きさ、配送先にかかわらず、1枚当たりおおむね2ドルという一律の低価格でラベルを販売していた。正規の郵便料金を大幅に下回る価格で荷物を発送できる仕組みだった。

米捜査当局の調べでは、2023年8月から2026年9月までに、5200人以上の顧客が同サイトを利用し、偽造ラベルの購入枚数は510万枚を超えた。米郵便公社が被った損害は1億2600万ドル以上と推計されている。この金額はサイトの売上高ではなく、正規の郵便料金を徴収できなかったことなどによる損失額だという。

パキスタン当局は、容疑者が事業に関連して16の銀行口座を利用していたことも明らかにした。口座には本人名義のほか、兄弟、妻、姉妹、おばの名義のものも含まれていたという。米捜査当局はこのウェブサイトを閉鎖し、ドメインを差し押さえている。

アクラム容疑者は、米国に対する詐欺の共謀、偽造郵便料金ラベルの製造・販売、通信手段を利用した詐欺などの罪に問われている。

今後の焦点は、容疑者が米国に引き渡されて裁判を受けるのか、それともパキスタン国内で訴追されるのかという点だ。今回の事件は国境を越えた電子商取引を悪用する詐欺と、国際的な捜査協力の重要性を浮き彫りにしている。

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