コンゴ・エボラ流行、6番目の州で感染確認、死者2100人超える
13日時点の確定症例数は4500人超、死者は2100人を超えた。
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コンゴ民主共和国における「エボラ出血熱」の流行が、これまで感染が確認されていなかった北東部の低ウエレ州に拡大した。アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)が13日、明らかにした。これで感染が確認された州は26州のうち6州となった。
アフリカCDCによると、検査の結果、低ウエレ州の州都ブタで死亡した男性の感染が確認された。男性はタクシーの運転手で、近隣州でも活動していたという。死亡前には複数の病院を受診し、同僚が遺体を無理に引き取ろうとしたため警察が介入する事態となった。接触者が増えた可能性もあり、感染経路の追跡が急務となっている。
今回の流行を引き起こしているのは「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスである。政府の最新集計では、13日時点の確定症例数は4500人超、死者は2100人を超えた。死者数がこの規模に達するまでの期間は2014~16年に西アフリカで発生し、1万1000人以上が死亡した過去最悪の流行の3分の1となっている。世界保健機関(WHO)は現在の流行が過去最悪の規模を上回る可能性があると警告している。
感染拡大を抑える取り組みは多くの障害に直面している。医療従事者への給与未払いによるストライキに加え、武装勢力と国軍の紛争、住民の不信感や誤情報、道路や通信網などのインフラ不足が対応を難しくしている。特に東部では紛争や金鉱開発による人口移動が激しく、感染者と接触者を追跡することが困難だ。新規感染者の60~70%が、監視対象となっている接触者以外から確認されているという。
さらに、ブンディブギョ株に対して承認されたワクチンや治療薬はない。現在、2種類の治療薬と、この型を対象に開発された2種類のワクチンについて臨床試験が進められている。
WHOは既存のエボラワクチンが一定の防御効果を持つ可能性についても検証する方針だ。感染が国境に近い地域にも迫る中、医療体制の立て直しと感染経路の把握を急ぐ必要がある。
