◎ブルキナファソは近隣諸国と協力してアルカイダやイスラム国(ISIS)関連組織の取り締まりを続けている。
2015年6月3日/ブルキナファソ東部(Getty Images/AFP通信)

ブルキナファソ政府は8日、イスラム過激派組織と思われる反政府勢力が治安維持部隊を襲撃し、兵士少なくとも16人が死亡、多数の負傷者が出たと明らかにした。

政府によると、部隊は北部地域の町をパトロールしていたという。政府は声明の中で、「過激派の攻撃で軍の兵士12人とボランティア4人が死亡、少なくとも21人が負傷し、車両や多くの装備品が破壊された」と述べた。

ブルキナファソはマリ北部紛争(サヘル紛争)に深く関与しており、近隣諸国と協力してアルカイダやイスラム国(ISIS)関連組織の取り締まりを続けている。

ジハード組織は軍への攻撃を強化しており、AP通信によると、3月後半だけで少なくとも40人が殺害されたという。

地元メディアは8日の攻撃について、「自動車爆弾が使われた」と報じている。

サヘル地域で活動するジハード組織は複雑かつ高度な攻撃を実行する能力を持っていると考えられている。

モロッコで活動するサヘルの専門家であるリャムモウリ氏はAP通信の取材に対し、「8日の攻撃は地域の治安が悪化し続けていることと、ジハード主義者が複雑かつ高度な攻撃を実行できる能力を持っていることを示している」と語った。

事件が発生した町の近くで生活している住民はアフリカニュースの取材に対し、テロが拡大することを恐れていると述べた。「このあたりに軍の基地はありません。テロが拡大しないことを願っています」

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