◎ブルキナファソを含む西アフリカ諸国はサハラ砂漠以南のサヘル地域に拠点を置くアルカイダやイスラム国(ISIS)系組織の暴力に悩まされている。
2022年7月30日/ブルキナファソ、首都ワガドゥグーで行われた反フランス抗議デモ(Getty Images/AFP通信)

ブルキナファソの首都ワガドゥグーで30日、フランス軍の駐留に抗議するデモが行われ、数百人が参加した。

旧宗主国との協力協定に反対する団体は声明で、「政府はフランスとの関係を断ち切らなければならない」と訴えた。

地元メディアによると、デモ隊はフランスの国旗を燃やし、付近の店舗や施設を破壊したという。一部の暴徒化した抗議者は治安部隊とにらみ合ったものの、逮捕者は報告されていない。

団体の代表は群衆に、「フランスは植民地時代の遺産にしがみつき、その資源を略奪し、クーデターを扇動し、国家元首を殺し、テロリストを煽り、戦争と大量虐殺を奨励している」と語った。

デモ隊は「フランス・アフリカ連合・EUを倒せ」「寄生虫は出ていけ」などと書かれた横断幕を掲げて行進し、ゴミ箱や車に火を放った。

デモに参加した男性はAFP通信の取材に対し、「ブルキナファソは自分の手で運命を切り開く」と語った。「私たちのリーダーは紛争を解決し、テロリストと和解し、平和なブルキナファソを築くことができます...」

団体はフランス軍と大使に退去を要求する集会を8月12日にワガドゥグーで開くと発表した。

一方、マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は先週、西アフリカ諸国との関係を強化するとして、カメルーン、ベナン、ギニアビサウを訪問した。

ブルキナファソを含む西アフリカ諸国はサハラ砂漠以南のサヘル地域に拠点を置くアルカイダやイスラム国(ISIS)系組織の暴力に悩まされている。

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