◎この事故は南アフリカ北部リンポポ州郊外の幹線道路で3月末に発生した。
2024年5月4日/ボツワナ・モレポローレ、バス事故で亡くなった44人の合同葬儀(AP通信)

アフリカ南部・ボツワナで4日、バス事故により死亡した44人の合同葬儀が執り行われた。

モレポロールの斎場には遺族を含む約5000人の弔問客が集まり、犠牲者に哀悼の意を表した。

バスの運転手はモレポロールから40キロほど離れた集落に埋葬された。

この事故は南アフリカ北部リンポポ州郊外の幹線道路で3月末に発生。ボツワナからイースター(復活祭)休暇で訪れていた人々を乗せたバスが橋の欄干を突き破って50メートル下に転落・炎上し、運転手を含む45人が死亡した。

唯一の生存者である8歳の女児は南アフリカで治療を受けた後、ボツワナに帰国した。

南アフリカのメディアによると、国内のバス事故で一度に40人以上が亡くなったのは数年ぶり。バスの運転手は個人事業主と伝えられている。

事故の原因は明らかになっていない。警察は運転手が何らかの理由で運転操作を誤ったとみて捜査している。

葬儀に参列した南ア政府の代表は地元テレビ局の取材に対し、「遺族の皆さまに改めてお悔やみ申し上げる」と語った。

リンポポ州にはシオンキリスト教会の大きな施設があり、年間数十万人の礼拝者が訪れる。

南ア警察はイースター休暇中の交通事故に注意を呼び掛けていた。昨年はこの期間中に200人以上が交通事故で死亡している。

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