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武装集団が集落襲撃、14人殺害 ナイジェリア中部

ベヌエ州はナイジェリア国内でも農民と牧畜民の衝突が頻発する地域として知られている。
アフリカ西部・ナイジェリア、中部ベヌエ州の民兵(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリア中部ベヌエ州で正体不明の武装集団が集落を襲撃し、少なくとも14人が死亡、複数人が負傷した。地元当局が28日、明らかにした。それによると、事件は同州オトゥクポ近郊の集落で28日未明に発生、武装兵が住民を銃撃した。

地元テレビ局は州当局者の話しとして、「盗賊団が集落を襲い、多数の住民を虐殺した」と伝えている。この地域では同様の暴力事件が度々発生し、今回の事件も長期化する地域対立の一環とみられている。

ベヌエ州はナイジェリア国内でも農民と牧畜民の衝突が頻発する地域として知られている。土地利用や放牧地を巡る対立に加え、気候変動による水資源や農地を巡る競争の激化が背景にあり、民兵、イスラム過激派、盗賊などが関与している。

ナイジェリアでは北中部を中心に治安悪化が続き、このような襲撃や誘拐事件が社会問題になっている。ベヌエ州でも過去数年間、農村部を標的とする襲撃が何度も発生し、数百人が殺害された。

地元当局は治安部隊による警戒強化を進めているが、広大な農村地域を完全に保護することは難しく、中央政府の対応能力不足を指摘する声もある。

今回の事件はナイジェリアが抱える複雑な安全保障問題を改めて浮き彫りにした。単なる犯罪対策だけではなく、土地や資源を巡る対立の解消、地域間の信頼回復、治安機関の強化など、複数の課題に対応しなければ暴力の連鎖を止めることは難しい状況となっている。

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