武装集団が集落襲撃、30人死亡、負傷者多数 ナイジェリア北西部
住民によると、武装集団はバイクなどで村に押し入り、無差別に発砲。多くの住民が銃撃され、複数の住宅が焼き払われたという。
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ナイジェリア北西部カドゥナ州で正体不明の武装集団が集落を襲撃し、少なくとも30人が死亡、多数が負傷した。地元当局が27日、明らかにした。それによると、事件は27日未明に発生、複数の住宅が全焼した。犯行声明は出ていないが、地元当局は武装盗賊集団「バンディット」による犯行とみて捜査を進めている。
住民によると、武装集団はバイクなどで村に押し入り、無差別に発砲。多くの住民が銃撃され、複数の住宅が焼き払われたという。生き残った住民は自力で負傷者を安全な場所に移し、軍の到着を待った。生存者は地元テレビ局のインタビューで、「すぐ助けを求めたが、間に合わなかった」と語った。
被害を受けた集落は1年前にも武装集団の襲撃を受けたことがあった。しかし、十分な治安対策は講じられず、住民は再び大規模な暴力にさらされる結果となった。地域の人権団体は中央政府による治安対策の不備を批判し、住民保護の強化を求めている。
一方、カドゥナ州政府は事件発生直後の段階で詳細な報告を受けていないと説明しており、対応の遅れを指摘する声も上がっている。住民の間では、たび重なる襲撃にもかかわらず政府の対応が後手に回っていることへの不満が高まっている。
ナイジェリアでは北中部を中心に、イスラム過激派や武装集団による襲撃事件が頻発している。こうした集団の多くは、かつて牧畜に従事していた人々が、農地や水資源を巡る長年の対立や経済的困窮を背景に武装化したとされる。近年は身代金目的の誘拐や集落襲撃、大規模な略奪を繰り返し、各地で深刻な治安悪化を招いている。
さらに同国では、北東部を拠点とするイスラム過激派組織ボコ・ハラムやイスラム国西アフリカ州(ISWAP)によるテロ活動も続いており、政府は複数の武装勢力への対応を迫られている。
治安情勢の悪化は市民生活や地域経済に深刻な影響を与え、数百万人が避難生活を余儀なくされている。今回の事件でも犯人の行方や動機は判明しておらず、当局が捜査を続けている。
