ガザ地区でイスラエル軍の空爆続く、2人死亡、和平協議停滞
ガザでは停戦が成立しているにもかかわらずイスラエル軍の空爆・砲撃・銃撃が続いている。
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パレスチナ・ガザ地区で22日、イスラエル軍による空爆があり、少なくとも2人が死亡、複数人が負傷した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、中部デイル・アルバラでは住宅がドローン空爆を受け、1人が死亡、数人が負傷した。ガザでは停戦が成立しているにもかかわらずイスラエル軍の空爆・砲撃・銃撃が続いている。
今回の攻撃はガザをめぐる和平協議が進められる中で発生した。トルコ、エジプト、カタールは20日、イスラエルによる最近の空爆が戦争終結に向けた外交努力を損なっているとして批判し、停戦合意を順守するようイスラエルに求めた。3カ国はガザ情勢の仲介役を担っており、停戦の維持と戦争終結に向けた協議を継続している。
一方、イスラエル側はガザでの軍事行動を安全保障上の必要性から正当化している。イスラエル政府とイスラム組織ハマスの間では、ハマスの武装解除とイスラエル軍の段階的撤退を組み合わせた米国主導の和平構想をめぐって立場が対立し、イスラエル政府はハマスが完全に武装解除することを撤退の前提としている。これに対しハマス側は、イスラエル軍の撤退と停戦の完全な履行を先行させるよう求めている。
停戦後も死者が積み重なっていることは、ガザの和平プロセスが極めて不安定であることを示している。20日時点の報道では、昨年の停戦開始後、少なくとも1283人のパレスチナ人と4人のイスラエル兵が死亡した。仲介国は攻撃の継続が停戦そのものを形骸化させ、和平協議をさらに難しくする可能性があると警告している。
今回の空爆は停戦を宣言しただけではガザの暴力を終わらせられない現実を浮き彫りにした。戦闘を恒久的に停止するには、イスラエル軍の撤退、ハマスの武装解除、人質問題、ガザの統治と復興、人道支援の確保など、複数の難題を同時に解決する必要がある。
今後、米国と仲介国がイスラエルとハマス双方の妥協を引き出せるかが、停戦を恒久的な和平へ移行させるうえで重要になる。
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