三輪自動車が用水路に転落、子ども9人死亡 エジプト
警察は三輪自動車に不具合が生じ、運転手がハンドル操作を誤ったことが原因とみて関係者から話しを聞いている。
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エジプト中部アシュート県で6月30日、子どもたちを乗せた三輪自動車(トライシクル)が用水路に転落し、9人が死亡、2人が負傷すした。地元警察によると、現場は県都アシュート南方の地区、10歳から17歳の子供9人が死亡した。地元メディアは近隣の農場での仕事を終えて帰宅する途中だったと報じている。
警察は三輪自動車に不具合が生じ、運転手がハンドル操作を誤ったことが原因とみて関係者から話しを聞いている。トライシクルは道路脇の用水路に転落し、水中に沈んだ。通報を受けた救助隊、潜水士らが現場に急行し、捜索活動を実施した。負傷した2人は市内の病院で治療を受けている。容体は明らかになっていない。
現場には多くの住民が集まり、救助活動を見守った。アシュート県知事はこの事故を受け、再発防止策として用水路沿いへの防護壁の設置など、安全対策を早急に進めるよう関係機関へ指示した。また、事故原因について詳しい調査を進めるとともに、遺族への支援にも取り組む方針を示した。
エジプトでは交通事故による死傷者が後を絶たず、道路交通の安全性が長年課題となっている。速度超過や道路インフラの不備、交通法規の順守不足、車両整備の不十分さなどが事故の主な要因とされる。農村部ではトライシクルが人や荷物の運搬手段として広く利用されている一方、定員を超えて乗客を乗せる例も少なくない。
今年に入っても、大型トラックと小型トラックの衝突事故で18人が死亡するなど重大事故が相次ぎ、交通インフラの改善や安全管理の強化を求める声が高まっている。今回の事故では、子どもたちが農作業を終えて帰宅する途中だったとされることから、地方における児童労働や安全な通学・移動手段の確保といった社会問題にも注目が集まっている。
