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オーストラリア・シドニーで女性がサメに襲われ負傷、命に別条なし

当局は海水浴客に対し、警告が出ている海域には近づかず、監視員の指示に従うよう改めて呼び掛けている。
2026年6月13日/オーストラリア、シドニーのビーチ(AP通信)

オーストラリア・シドニーのビーチで13日、遊泳中の女性がサメに襲われて負傷した。女性は腕や脚にケガを負ったが、近くにいたライフガードが迅速に対応、岸まで搬送し一命を取り留めた。オーストラリアではサメによる事故が多発している。

事故が発生したのはシドニー東部の人気海水浴場クージー・ビーチ沖。13日午後、女性が突然サメに襲われた。目撃者によると、女性は助けを求めて叫び声を上げ、水面には血が広がったという。周囲にいた海水浴客らは直ちに海から上がり、ライフガードに異変を知らせた。

現場にいたライフガードは救助用パドルボードで女性のもとへ急行した。女性は負傷しながらも意識を保ち、ライフガードの指示に従ってボードにつかまった。その後、ライフガードは慎重に岸へ向かい、女性を安全な場所まで搬送した。

救助後、女性は応急処置を受け、病院へ搬送された。医療当局によると、腕と脚に裂傷を負ったものの命に別条はなく、容体は安定しているという。警察や海洋当局は女性の年齢や身元を公表していない。

事故を受けて当局は直ちにクージー・ビーチを閉鎖し、ドローンや監視船を使って周辺海域の調査を実施した。サメの種類は特定されていないが、専門家は傷の状況などから大型のサメである可能性が高いとみている。海岸には警告看板が設置され、当局は市民や観光客に対して海に入らないよう呼び掛けた。

オーストラリアは世界でも有数のサメ生息地域として知られ、ホホジロザメやイタチザメ、オオメジロザメなど大型種が沿岸部に現れることがある。ただし、専門家によると、人がサメに襲われる事例はまれであり、多くのサメが人間を獲物とは認識していないという。

それでも近年は海洋環境の変化や海洋保護政策の進展によってサメの目撃情報が増加し、各州政府が監視体制を強化している。シドニー周辺ではドローンによる監視や電子タグを利用した追跡システムが導入されているが、自然環境下での事故を完全に防ぐことは難しい。

今回の事故では、ライフガードによる迅速な判断と救助活動が女性の命を救ったと評価されている。当局は海水浴客に対し、警告が出ている海域には近づかず、監視員の指示に従うよう改めて呼び掛けている。事故原因の詳しい調査とサメの追跡は引き続き行われる見通しだ。

オーストラリア西部では先週、魚突き漁(スピアフィッシング)をしていた35歳の男性がサメに襲われ死亡している。

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