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オーストラリア西部でサメに襲われ男性死亡、4週間で3人目の犠牲者、異例のペース

事故が起きたのはサウス・オーストラリア州南部の港湾都市オールバニの沖合に位置するマイケルマス島。
2025年9月6日/オーストラリア、シドニーのビーチ、サメ注意看板(AP通信)

オーストラリア西部で6日、魚突き漁(スピアフィッシング)をしていた35歳の男性がサメに襲われ死亡した。過去4週間で3件目となるサメ事故であり、例年を上回る異例の発生ペースに当局や地域社会の懸念が高まっている。

事故が起きたのはサウス・オーストラリア州南部の港湾都市オールバニの沖合に位置するマイケルマス島。警察によると、男性は家族とともに魚突き漁を行っていた際、正午前にサメに襲われた。家族は男性をボートで岸まで搬送し、待機していた救急隊が救命措置を施したが、まもなく死亡が確認された。当局はホホジロザメに襲われた可能性が高いとみて調査を進めている。

今回の事故は近年のオーストラリアにおけるサメ被害の統計からみても異例の事態とされる。同国では長年にわたり年間平均3件程度のサメによる死亡事故が発生しているが、わずか4週間の間に同数の犠牲者が出たことになる。専門家や当局は、短期間でこれほど死亡事故が集中するケースは極めて珍しいと指摘している。

直近では5月24日、北東部クイーンズランド州沖のグレートバリアリーフで魚突き漁をしていた39歳の男性がサメに襲われ死亡した。現場周辺ではオオメジロザメの目撃情報が報告されていた。また、その約1週間前の5月16日にはサウス・オーストラリア州で38歳の男性ダイバーがホホジロザメに襲われ死亡している。いずれの被害者も魚突き漁を行っていた点が共通しており、海中で捕獲した魚やその血液がサメを引き寄せた可能性も指摘されている。

さらに今年1月には、シドニー港でオオメジロザメに襲われた12歳の少年が死亡し、2026年に入って確認されたサメによる死亡事故は今回で4件目となった。広大な海岸線を持つオーストラリアではサーフィンやダイビング、魚突き漁など海洋レジャーが盛んである一方、サメとの遭遇リスクも高い。

事故を受け、サウス・オーストラリア州当局は現場周辺の利用者に対し警戒を呼びかけるとともに、サメの目撃情報があった場合は速やかに報告するよう求めている。地域住民の間では衝撃が広がっており、観光客や海洋レジャー愛好者にも安全対策の徹底が呼びかけられている。

海洋生物の専門家は、サメが自分たちの生息域で活動していることに変わりはなく、人間側が海に入る以上リスクを完全に排除することは難しいと指摘する。一方で、短期間に死亡事故が続いたことで、海洋レジャーの安全管理やサメ対策をめぐる議論が今後さらに活発化する可能性がある。

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