◎現場は州都ペシャワル近郊の地区。少なくとも2つの部族が衝突、銃撃戦になった。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の治安部隊(Getty Images)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で部族間の衝突があり、少なくとも11人が死亡、女性や子供を含む8人が負傷した。警察が12日、明らかにした。

それによると、現場は州都ペシャワル近郊の地区。少なくとも2つの部族が衝突、銃撃戦になったという。それ以上の詳細は明らかになっていない。

警察は声明で、「複数の車両が破壊され、これまでに11人の死亡を確認し、女性や子供を含む8人が病院に搬送された」と述べた。

地元テレビ局は元国会議員の話しを引用し、「部族間の和平合意を仲介するために、長老たちが話し合いを始めている」と伝えている。

この元国会議員は地元テレビ局に対し、「衝突で多くの死傷者が出たことは誠に遺憾であり、永続的な和平への努力を妨げている」と述べた。

カイバル・パクトゥンクワ州では先月、シーア派とスンニ派のイスラム教徒が土地をめぐって衝突し、少なくとも26人が死亡した。

両派は国内でほぼ平和的に共存しているが、一部の地域、特にシーア派が支配するペシャワルの一部地区では数十年前からしばしば暴力に発展している。

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