インドネシア東部地震、死者53人に、5000人避難、行方不明者の捜索続く
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)によると、これまでに約1000回の余震が記録された。
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インドネシア東部で15日に発生したマグニチュード7.7の地震について、国家防災庁(BNPB)は16日、これまでに53人の死亡を確認し、負傷者が130人を超えたと明らかにした。地震は東ヌサトゥンガラ州のフローレス島周辺を襲い、土砂崩れや道路の寸断を引き起こした。5000人余りが避難を余儀なくされた。
ロイター通信によると、現地では余震が相次ぎ、救助活動を妨げている。インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)によると、これまでに約1000回の余震が記録された。強い揺れが続くことへの恐怖から、住民の中には自宅に戻ることを避け、スポーツ施設や簡易テントなどで夜を過ごす人もいる。被災地では道路が土砂でふさがれ、通信や電力にも障害が出たため、救援物資の輸送や被害状況の把握も難しい状況となっている。
救助当局は行方不明者の捜索を急いでいる。マンガライ、東マンガライ、ナゲケオなどの被害が特に深刻で、救助隊が現場に到達すること自体が課題となっている。政府は軍や警察など、3500人以上を派遣し、道路の復旧や捜索、住民への支援を進めている。被災者からは飲料水や毛布などの不足を訴える声が上がっている。
今回の地震は2022年に西ジャワ州で発生した地震以来、インドネシアで最も多くの死者を出す地震となった。フローレス島では1992年にも大地震と津波が発生し、約2500人が死亡した。
インドネシアは複数のプレートが交わる環太平洋火山帯に位置し、地震や火山噴火が頻発している。東ヌサトゥンガラ州政府は非常事態を宣言し、救助・支援活動を進めている。
被災地では今後も余震が続くとみられ、救助隊の安全確保も課題となる。行方不明者の捜索とともに、避難生活を送る住民への水や食料、医療などの支援を迅速に届けられるかが焦点となっている。
