◎乱気流に見舞われたのはロンドン発シンガポール行きのSQ321便(ボーイング777)。乗客は221人、乗組員は18人。
2024年5月21日/タイ、バンコク国際空港、シンガポール航空便の到着を待つ救助隊(Sakchai Lalit/AP通信)

英ロンドン発シンガポール行きの旅客機が激しい乱気流に遭遇し、乗客1人が死亡、数十人が負傷した。シンガポール航空が21日、明らかにした。

それによると、乱気流に見舞われたのはロンドン発シンガポール行きのSQ321便(ボーイング777)。乗客は221人、乗組員は18人。

同機は20日にロンドンのヒースロー空港を出発。目的地まであと90分の地点で乱気流に遭遇し、タイ・バンコク国際空港に緊急着陸した。

バンコク国際空港の責任者は記者団に対し、「イギリス国籍の73歳男性が亡くなったと報告を受けている」と語った。

それによると、6人が重傷、数十人が軽傷または中程度のケガを負ったという。

同機に乗っていた学生は米ABCの取材に対し、「突然、機体が傾き、大きく揺れたので、身構えたところ、突然、シートベルトをしていない乗客が浮き上がり、天井にぶつかった」と語った。「頭上の手荷物キャビンに頭をぶつけてへこませたり、照明を突き破った人もいました...」

シンガポール航空は亡くなった男性に哀悼の意を表し、事故に至った経緯を調べると声明を出した。

報道によると、乗客221人のうち56人がオーストラリア国籍、47人がイギリス国籍、4人が米国籍であった。

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