フィリピン政府、ICCが指名手配する逃亡中の上院議員に懸賞金、約1.2億円の支出を正当化
デラローサ氏は2016~22年に大統領を務めたドゥテルテ前大統領の下で国家警察長官を務め、違法薬物撲滅作戦を主導した人物だ。
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フィリピン大統領府は26日、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪の疑いで逮捕を求めているデラローサ(Ronald dela Rosa)上院議員の情報提供に対し、5000万ペソ(約1.2億円)の懸賞金を設けたことを擁護した。
大統領府の報道官は国営ラジオのインタビューで、懸賞金は内務相と国家警察が決定した作戦上の措置と述べ、マルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr.)大統領が直接指示または承認したのかという質問には、作戦の合法性を強調した。また、内務省や警察に配分された機密費・情報活動費をこうした作戦に使用することは可能であり、当局が支出の根拠を示し、成果を上げることが条件になると説明した。
デラローサ氏は2016~22年に大統領を務めたドゥテルテ(Rodrigo Roa Duterte)前大統領の下で国家警察長官を務め、違法薬物撲滅作戦を主導した人物だ。ICCは、この作戦に関連して少なくとも32人の殺害に関与した疑いがあるとして、同氏を人道に対する罪で追及している。ドゥテルテ氏も薬物取り締まりを巡る容疑で逮捕後、ICCに移送され、オランダ・ハーグでの裁判を控えている。デラローサ氏は違法な殺害への関与を否定している。
同氏は逮捕状が公表された後、公の場から姿を消した。今年5月には議会上院に一時身を寄せたものの、逮捕が迫っているとの情報が広がる中、混乱や発砲が起きた後に議会を離れた。警察は10月23日から1週間以内に出頭するよう求めている。大統領府報道官は期限を過ぎても捜索活動を停止することはないと述べた。
一方、デラローサ氏の弁護士は懸賞金の法的根拠に疑問を呈し、フィリピン国内の裁判所が発行した逮捕状を提示すべきと主張している。ICCの捜査と国内法上の手続きの関係が争点となる中、政府が同氏の身柄確保を実現できるかが焦点となっている。
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フィリピン司法長官、デラローサ上院議員の逮捕命じる
デラローサ氏は2016~18年まで国家警察長官を務め、ドゥテルテ政権の看板政策だった麻薬撲滅作戦を主導した人物として知られる。 20
