◎警察当局によると、衝突したのはミラット・エクスプレス(Millat Express)とサー・サイード・エクスプレス(Sir Syed Express)の急行列車で、衝突の原因はまだ分かっていないという。
2021年6月7日/パキスタン、南部シンド州ゴートキの事故現場(AP通信)

現地メディアによると、パキスタン南部で急行列車同士が衝突し、少なくとも35人の死亡を確認したという。

南部シンド州ゴートキの警察当局は声明で、事故は6月7日の未明に発生したと述べた。「列車内にはまだ多くの乗客が閉じ込められており、当局は関係部署と協力して救助活動を進めています...」

警察当局によると、衝突したのはミラット・エクスプレス(Millat Express)とサー・サイード・エクスプレス(Sir Syed Express)の急行列車で、衝突の原因はまだ分かっていないという。地元メディアは、ミラット・エクスプレスが何らかの原因で脱線し、その後しばらくしてサー・サイード・エクスプレスが衝突したと報じた。

アザム・スワティ鉄道大臣はAP通信の取材に対し、「これまでに35人の死亡を確認し、数十人が負傷した」と述べた。「衝突の原因を調査するために、現地に専門家とエンジニアを派遣しました」

スワティ鉄道大臣は破壊工作を含むあらゆる可能性を考慮し調査を行うと述べた。

鉄道当局によると、2台の急行列車には約1,100人が乗車していたという。パレスチナ軍は声明で、「現場に兵士を派遣し、警察と消防の救助活動を支援する」と述べた。声明によると、軍医と技術チームがヘリコプターでゴートキに派遣されたという。

パキスタンのテレビ局は、車内に閉じ込められた乗客の救助活動の様子を伝えていた。報道によると、救助活動に使用する重機は衝突から4時間が経過した時点でまだ到着していなかったという。

イムラン・カーン首相はツイッターに声明を投稿し、犠牲者に哀悼の意を表した。「救助活動の監督と事故の調査をスワティ鉄道大臣に命じています...」

サー・サイード・エクスプレスの運転士、アイジャズ・アフメド氏は地元メディアの取材に対し、「前方に列車がいることを確認し急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と述べた。

警察当局によると、これまでに少なくとも50人を病院に搬送し、一部の乗客は危篤状態だったという。

パキスタンでは列車事故が多発しており、1990年に南部で発生した列車と貨物列車の衝突では210人が死亡した。

パキスタン、南部シンド州ゴートキ

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