パキスタン軍がアフガン領内を空爆、28人殺害主張も民間人3人死亡と国連
当局は3カ所を空爆し、テロリストや自爆要員28人を殺害したと説明した。
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パキスタン政府は21日、アフガニスタン領内の武装勢力拠点を空爆し、少なくとも28人の武装勢力構成員を殺害したと発表した。一方、アフガンのタリバン暫定政権は民家などが攻撃され、民間人3人が死亡したと報告しており、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)も男性、女性、少女の3人の死亡を確認した。双方の主張には大きな隔たりがある。
パキスタン政府によると、空爆はアフガンのパクティカ州とクナル州で実施された。当局は3カ所を空爆し、テロリストや自爆要員28人を殺害したと説明した。パキスタン軍はコメントしていない。
これに対しタリバン暫定政権はクナル州で住宅が攻撃され、一家3人が死亡、4人が負傷したと発表した。パクティカ州でも店舗と空き家が全壊したという。
今回の空爆は、両国間で約3カ月続いていた平穏な状態を崩すものとなった。パキスタンとアフガンの関係は長年緊張しており、パキスタンはアフガンが武装勢力をかくまっていると非難している。タリバンはこれを否定し、国内の武装勢力問題はパキスタン自身の問題だとしている。
空爆の直前には、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の警察施設が武装勢力に襲撃され、30人以上が死亡した。また20日にはアフガン国境に近い同州の別の地区でパキスタン軍と武装勢力が交戦し、軍によると、兵士6人と武装勢力8人が死亡した。パキスタンはこうした越境攻撃の後、アフガン領内の武装勢力拠点を何度も空爆してきた。
タリバン暫定政権のムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は今回の空爆について、「適切に対応する」と表明した。外務省もカブール駐在のパキスタン大使を呼び出し、抗議文を手渡した。
両国は今年2月にも大規模な軍事衝突で多数の死者が出ている。

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