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北朝鮮、新型駆逐艦が就役、金正恩が式典で演説、海軍の核武装計画を推進=国営メディア

キムは23日の就役式で演説し、今回の就役について、北朝鮮海軍が沿岸防衛中心の戦力から、核戦力を備えた外洋海軍へと発展する重要な節目と位置付けた。
2026年6月24日に北朝鮮メディアが公開した写真、駆逐艦の就役式で演説する金正恩 総書記(KCNA/AP通信)

北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)総書記が新型駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」の就役式に出席し、海軍の核武装計画が着実に進展していると強調した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が24日に報じた。それによると、同艦は正式に海軍へ引き渡され、西部沿岸の防衛任務に就く。キムは23日の就役式で演説し、今回の就役について、北朝鮮海軍が沿岸防衛中心の戦力から、核戦力を備えた外洋海軍へと発展する重要な節目と位置付けた。

崔賢は排水量約5000トンの駆逐艦で、2025年に初めて公開された。北は同艦について、防空ミサイルや対艦兵器に加え、核弾頭搭載が可能な弾道ミサイルや巡航ミサイルを運用できるとしている。就役に先立ち、同艦は数カ月にわたって各種試験を実施し、核搭載能力を持つとされる巡航ミサイルの発射試験も行われたという。

KCNAによると、キムは式典の中で、「海軍が自国沿岸を守るだけの存在だった時代は過去のものとなった」と述べ、海軍の戦略的役割が大きく変化していると主張した。また、海軍への核兵器配備計画は予定通り進行しているとし、今後も戦力増強を継続する考えを示した。

北は新たな艦艇建造計画も推進している。キムは今後5年間で毎年2隻の5000トン級軍艦を建造する方針を明らかにしており、1万トン級の大型駆逐艦や新型海中兵器の開発にも言及している。KCNAは先月までに修復を終えた同型艦「姜健(カンゴン)」の配備も近く実施されると伝えている。

一方で、韓国の政府関係者や軍事専門家の間では、崔賢の実戦能力について慎重な見方も出ている。艦艇建造や兵器システムの一部にはロシアの技術支援があった可能性が指摘されているが、実際に長期間の作戦行動を遂行できるかどうかは不透明との分析もある。

キムは近年、弾道ミサイル開発に加え、海軍力強化を国家戦略の柱として掲げてきた。核推進潜水艦や潜水艦発射型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発も進めているとみられ、海上からの核攻撃能力の確立を目指しているとされる。今回の駆逐艦就役はその構想を具体化する一歩とみられる。北の海軍核戦力拡大は韓国や日本、米国にとって新たな安全保障上の課題となりそうだ。

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